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梅毒について

梅毒について

梅毒とは梅毒トレポネーマによって発生する性感染症(STD)です。
症状が感染してからの時間によって段階的に変化していくのが特徴です。

- 3週間から4週間後 早ければ1週間後 遅ければ13週間後くらい -
トレポネーマが侵入した部分に潰瘍、塊ができる。股の付け根の部分が腫れる。
3週間から12週間ほどたてば自然に治ります。

- 6週間から12週間後 -
全身のリンパ節が腫れる。発熱、倦怠感、関節痛、食欲不振、体重減少などの症状がでる場合も。
バラ疹と呼ばれるかゆみや痛みのない発疹が全身に現れることがある。脱毛症状などが出ます。

- 3年から10年 -
結節性梅毒疹、ゴム腫(ゴムのような腫瘍)が発生する。この段階まで来ることは最近では稀です。

- 10年以降 -
心臓、脳、脊髄、神経、目などに重大な障害が出て、最終的には死亡します。

梅毒の検査はHIV検査と同様に保健所で匿名、無料で受けることができます。
HIV迅速検査と違い即日検査ではなく、採血後1週間ほどしてから再来所する必要があります。
梅毒に感染しているとHIV感染確率が2倍~5倍になるといわれているため、梅毒が疑われる場合は必ずHIV検査も受けていただきたいです。
病院を受診される場合、男性は、泌尿器科、性病科、女性は産婦人科、性病科。
治療にはペニシリン系の抗生物質を投与。早期発見すれば2~8週間の治療で完治します。

予防にはやはりコンドームの正しい着用。そして不特定多数との性交渉を行わないことです。

梅毒は一昔前までは不治の病でした。しかし現在では抗生物質の発見により治療できる病気です。
エイズも治療することができる病になることを切に祈っています。近い将来、きっと・・・・。

尖圭コンジローマについて

尖圭(せんけい)コンジローマ 尖圭コンジロームについて

尖圭コンジローマとはヒトパピローマウイルス(HPV)によって発症する性行為感染症です。
発症すると性器や肛門の周辺にイボができるのが大きな特徴です。

発症箇所は男性の場合、亀頭、陰嚢、会陰(陰嚢と肛門の間)、肛門など。
女性の場合、小陰唇、大陰唇、腟前庭、膣内、子宮頸部、尿道口、会陰、肛門など。

自覚症状がほとんど無いといわれますが、かゆみをともなう場合もあるそうです。
感染力は比較的強く、感染者のパートナーの3分の2は感染しているというデータがあります。

ウイルスが感染してから発症するまでの期間は2週間から8ヶ月。平均3ヶ月と言われています。
予防には性行為時に相手の性器を確認するのが効果的と言われていますが、潜伏期間中の性行為では目視で判断できないため、完全な予防と言うわけにはいきません。

病院に行けばほとんどの場合医師の視診で判断がつくため、疑いをもたれた方は病院に行って判断してもらいましょう。男性は泌尿器科か皮膚科、女性は婦人科で受診されるのが一般的です。
治療は外科的にイボの切断。また塗り薬による治療法もあります。
イボを取り除いたとしてもウイルスが残っている可能性があり、完全な治療には時間がかかります。
再発したとしても焦らずに根気強く病院に通い、治療することが肝心です。

放置しておけば恋人を感染させてしまうだけでなく、イボの数が増えたり患部が広がったりします。
ヒトパピローマウイルスには良性と悪性の2種類の型があり、悪性型の場合男性で陰茎がん、女性の場合子宮頸がんの原因にもなります。そのため、早期の受診が望まれます。

また、尖圭コンジローマを患っているとHIVの感染確率が数倍になるといわれています。
特にアナルセックスを行い肛門周辺にイボができている場合、4人に1人がHIVに感染しているという研究結果もあり注意が必要です。肛門にイボができた場合HIV検査を必ず受けてください。

予防には目視、そしてコンドームの着用が基本です。しかし感染力が強いため100%予防できるわけではありません。不特定多数の相手との性行為を控えることが何よりの予防法といえるでしょう。

淋病(りんびょう)について

淋病について

淋菌の感染によってひきおこされる性感染症で、感染率は30%前後。
20歳から35歳くらいの若い男女に多く、クラミジアと同時感染している場合も見受けられます。
感染経路は性行為、オーラルセックス。極稀に大衆浴場などでの感染もあるそうです。

感染後数時間から数日で発症し、男性の場合は淋菌性尿道炎、女性の場合は子宮頚管炎、咽頭の場合は咽頭炎をおこします。女性の場合不妊症、子宮外妊娠に発展する恐れもあります。

症状は男性の場合排尿時や勃起時などに激しい痛みを伴います。無症状の場合もあります。
女性の場合は自覚症状が無い場合が多く、数週間から数ヶ月間は気がつかないそうです。

淋病を患ったままセックスをすると、HIVに感染する確率が2~4倍になるといわれています。
クラミジアと同様、感染確率は飛躍的に上がります。

病院を受診される場合男性は泌尿器科、性病科、女性は産婦人科、性病科。
咽頭の場合は耳鼻咽喉科で治療を受けることが出来ます。
数日から数週間の抗生物質による治療で完全に治療することができるため、不安行為をされた方は一度該当する医療科を受診されることをおすすめします。

予防法はコンドームの着用。そしてなにより不特定多数の相手との性行為を控えることが肝心です。

クラミジアについて

性器クラミジア感染症について

クラミジア・トラコマチスが尿道、膣内、咽頭に感染して起こる病気です。
16歳~25歳くらいの若い男女に多いのが特徴で、100万人以上患者がいると推定されています。
男性の場合は前立腺炎、副睾丸炎、進行すれば肝炎、腎炎になる危険性があります。
女性の場合は子宮頸管炎、卵管炎を発病し、進行すると骨盤腹膜炎になったり肝周囲炎をおこしたりして子宮外妊娠や不妊症の原因にもなります。咽頭の場合は咽頭炎を起こす原因にもなります。

主な症状は男性の場合、尿道から透明な膿が出たり、排尿痛があったりします。
女性の場合はおりものの増加や性交時の痛みが出る場合もあります。
咽頭の場合はのどの痛み、のどの腫れなどの症状が出る場合があります。
ですが、基本的には症状が出にくく、男性で50%、女性で70%以上の人が無症状です。

セックス、フェラチオ、ディープキスなどの行為で感染し、相手がクラミジア感染者の場合1回のSEXで50%の確率でうつるとも言われています。HIVと比べると50倍以上の感染力です。

そしてクラミジアに感染していた場合、HIVに感染する確率が2~4倍になると考えられています。
つまり、0,2~4%の確率でHIVに感染するということです。
最高4%の確率、100回に4回、これは非常に高リスクといえるでしょう。
AIDSを予防するにはクラミジアの予防も必要なのです。

クラミジア予防にはコンドームが有効ですが、ディープキスでも感染するため完全ではありません。
しかし使用しないのとでは大違いのため、コンドームは正しく着用しましょう。
そして不特定多数の相手との性行為の回数を減らすことがなによりの予防法です。

クラミジアは抗生物質を2週間程度服用し続けることで治療することが出来ます。
もし不安な行為をされた場合は、男性は泌尿器科・性病科、女性は産婦人科・性病科を受診されるのが懸命です。無症状のまま不特定多数の相手と性交渉を行えば相手にも自分にも大きなリスクがあることを忘れないでください。検査で発見さえすればクラミジアは治療できるのですから。